【堺市堺区東雲西町ピアノ教室】
ひおかピアノ教室 講師の火岡 昌子です。
今回は、以前あった生徒さんと保護者の方のエピソードで、
「ピアノを通してお子さまの今まで知らなかった力を、保護者の方が実感された」
お話をお伝えできたらなと思います。
当時、その生徒さんは、年中さんの男の子。
お母さまが初めにお手紙くださったのは
「性格に波がありわがままなところがあります。あとおしゃべりが
止まりません。たくさんご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。」
でした。
「落ち着きがなく不器用ですが」ということも連絡帳によく書いてこられてました。
この後
実際にレッスンをスタートしてみると、
その生徒さんは、「これなにー?」「やってみたい」と言って
いつも目をキラキラさせながら、お話してくれます💖
おしゃべりは止まらないこともありますが、それは好奇心旺盛なところからで
「やってみたい」「知りたい」ということからでした。
物事に取り組むときは、しっかり話を聞いてやっています。
ピアノでは指が思うように動かない中、「こうやったら弾けるよ」と
言う私の話を聞いて諦めずに取り組んでいました。
できた時は「家に帰ったら誰に教えてあげたい?」と聞くと
いつも「ママー」って嬉しそうに言ってました。
時々レッスンでのこんな様子をお母様にお伝えしていました。
ママが大好きだということも💖
それが1年たったある日、お母様からお手紙をいただきました。
このお手紙が本当に嬉しかったです。
いただいたお手紙
↓↓
「○○は不器用ですが、できなくても諦めずに練習できる子だと
ピアノを通して知ることができました。
毎日「あと2回」「あと1回」と決めた回数を、きちんと練習していてゆっくりですが
上手になってきました。
時間がかかる○○に丁寧に寄り添ってレッスンして頂きありがとうございます。
ピアノが好きで頑張れてるのは先生のおかげです。」
子どもさんの様子をしっかり見守られ、
このお手紙の前は
「不器用だからなかなか思うように弾けないけど、それでも○○を応援してる私です。」
とお子さまの強みに気づかれてか、私への連絡帳の内容もだんだん変化してこられました。
私も我が子にはそうでしたが、ついつい我が子には目が厳しくなって、
いろんなことができていないように見えてしまうじゃないですか。
でも、ピアノのレッスンから、
お子様の良いところ、成長したところを保護者の方が心から感じてくださって、
お子様を前向きに一緒に応援できる関係になれたなー
とこのお手紙から感じることができて、とても温かな気持ちになった出来事でした。
ピアノって、
親子が向き合うきっかけになるツールだなと思うんです。
ピアノレッスンを通して、
保護者の方にもお子さまの強みや可能性に気づいていただく
大袈裟かもしれませんが
これも私のピアノレッスンの使命のひとつだなと思っています。
これからも、ピアノを通して子どもたちの成長を
保護者の方と一緒に喜んでいきたいです(*^^*)
Comments